予防歯科

prevention

お口にトラブルが起きる前に

予防歯科は虫歯や歯周病など、歯のトラブルが起きるのを未然に防ぎ、歯の健康を保つためのものです。
歯が健康な時からお口の中をチェックし、虫歯・歯周病の検査、定期清掃、歯磨きや食生活の指導、唾液やかみ合わせの検査を行います。
以前は、虫歯や歯周病が悪化してから歯科医院に行くという人が多く、歯科的治療のみを目的とし歯を削ったり、修復で健康を取り戻そうとする傾向が強かったようですが、現在では修復した部位の疾患の再発や、その他お口の中の諸問題の予防とコントロールしていくことが大切だという認識が広がりつつあります。

どんなことをするの?

人によって虫歯や歯周病のリスクは異なります。検査結果を元に患者様に合った予防措置を行います。

口腔内のチェック
歯周病の検査
噛み合わせの検査
歯磨きや食生活の改善
定期清掃

予防歯科治療の流れ

STEP.01
初診

患者様が感じているお口の問題や受診に対してのご要望をお聞きします。口腔内検査(虫歯、歯周病、かみ合わせの検査)や、必要に応じて応急処置を行います。

STEP.02
治療方法、方針のご説明

検査結果を元に患者様のお口の状態や今後の方針の説明、治療費のご相談などを行います。s

STEP.03
治療開始

計画に沿った治療を行います。

STEP.04
治療終了

治療が完了しましたら、今後の定期検診の期間や間隔についてをご相談の上決定します。

STEP.05
定期検診

治療後の経過や、他に問題が発生していないかチェックします。その他、歯のクリーニングや、必要に応じてブラッシングなどの指導を行います。

当院のフッ素塗布について

お子様のフッ素塗布

萌え始めのまだ柔らかい歯に対して、
・歯の構造を強くする
・歯の表面を修復する
・虫歯菌が酸を作るのを抑制する
・歯垢の形成を抑制する
という効果があり、その効果は30%〜70%と言われています。

大人のフッ素塗布

すでに歯が硬くなっている大人へのフッ素塗布には、何の意味があるのでしょうか?
大人は、加齢や歯周病により段々と歯茎が下がってきます。歯茎が下がると歯根(歯の根っこ)が露出してしまいます。実はこの歯根には、硬いエナメル質が存在しておらず、表面が柔らかいのです。
歯の表面が柔らかいという事は、萌えたての乳歯と同様に虫歯リスクが高く、虫歯になりやすいのです。

医院内でもフッ素の塗布を行っております。ご希望の方は歯科医師、スタッフまでお声かけ下さい。

よくあるご質問

自分でしっかり歯磨きをしただけではだめですか?
どんなに歯を磨くのが上手な方でも歯ブラシで磨いているだけでは、どうしても磨き残しが出てしまいます。
歯ブラシだけでなく糸ようじや歯間ブラシも使用して、歯と歯の隙間をきれいにしましょう。
定期検診を通して歯科医院でクリーニングをすると、なお効果的です。
フッ素はどんな働きをするのですか?
フッ素には丈夫な硬い歯を作り、虫歯になりにくくする働きがあります。
普段の生活の中でもフッ素入りの歯磨き粉やマウスウォッシュを使用することをおすすめします。
医院内でもフッ素の塗布を行っております。
子どもの歯ブラシはどのようなものを選べば良いですか?
お子様の歯ブラシを選ぶ際は次のものがおすすめです。
1.歯ブラシのヘッド部分が小さく使いやすいもの
2.毛先の短い、力を入れて磨けるもの
3.持ち手が細すぎず握りやすいもの
キシリトールは歯にどういいのですか?
キシリトールは他の糖分に比べ、虫歯の発生を少なくすることができます。

キシリトールの作用

・唾液分泌の促進
・再石灰化作用→歯を強くする
・酸を作らない→他の糖アルコールは口腔常在菌によって酸を作ります
・歯垢中の酸の中和促進→口腔内の歯を溶かしやすい環境を回避
・ミュータンス菌(口腔内にいる虫歯菌)の代謝の阻害→菌が酸を産生しないようにします